スタートアップ業界は、競争に負けてフィールドから去る者、競合の買収で強制シャットダウンされる者がいる一方で、勝ち残った者は負けた者から顧客ベースや有能な社員を奪い、レイトステージまで到達すると投資家の資金も独占できる“弱肉強食“の世界である。
勝った者にはUnicornやM&A、IPOなどの名誉ある称号が与えられるが、本当の戦いはそこから始まる。パブリック市場のアクティビストと向き合い、顧客からの様々な要望を真摯に受け止め、チームである社員とその家族を養いながら事業を継続させることに邁進する。
昨今はESG投資やサスティナビリティの波も乗りこなす必要があり、収益化のハードルは上がっている。こうした流れに乗ってグロースできたとしても、2020年のパンデミックのような想定外の事態は今後も起こりえる。そんな時でもD2C企業が実店舗を一斉にたたみ、デジタル回帰したように方法は必ずある。アフターコロナのイマ、D2Cは2度目の出店ラッシュとなっている。
どんなノベーションでもいつかは陳腐化し、新たなイノベーションに淘汰される時がやって来る。こうして考えると、事業継続とは苦難の連続であり、まさに至難の業である。しかし現状に甘んじることなく、よりよい未来を描こうとチャレンジする勇者は必ず現れる。失敗を恐れていては成功は手に入らないことを彼らは知っている。
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元データ：PowerPoint、100スライド、A4サイズ