短期的リターンの不透明さからヘッジファンドは投資減速、全体としては2022年通期で対前年比21%の減少（金額ベース）が予想される。その影響はメガラウンド（QoQで47%減少）や新規ユニコーン数（QoQで32%減少）にも現れている。
四半期ベースで見るとQ4’21をピークに2期連続で減少しているが、Q2’22の$100Bはコロナ前のQ2’20の$60Bを依然として上回っている。Tiger Global ManagementはQoQで29%減少、それに対してa16zは5%減少に留まり、ディープテック系に強いSOSVは5%増加となっている。
モビリティの分野は、陸も空もEVの先に自動運転を見据えたスタートアップが投資を集めている。このEVのエネルギー源は再エネが望ましい反面、供給能力の安定性には課題があり、火力発電の再稼働に依存しないソリューションとして、次世代型原子力発電に期待が集まっている。
AIの得意分野の1つ「パーソナライズされたベースライン作り」と「リアルタイムな逸脱の検知」は、サイバーセキュリティやヘルスケアの領域で活用が進んでいる。
現在の“ペイン（痛み）”に着目した分野、例えば飲食店の注文処理の複雑さ、EVの充電に化石燃料発電を使う矛盾、Amazonに勝てない商店街などをテクノロジーで解決するスタートアップが活躍している。
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元データ：PowerPoint、67スライド、A4サイズ