Netflixが広告サポートをローンチしてから2年が経過、現在では会員数7000万人の人気料金プランになっている。この流れはストリーミング業界全体に拡大、広告なしのサブスクリプションプランに次ぐ、第二の収益の柱となりつつある。
広告サポートを導入したことで会員のつなぎ止め(ダウングレードのオプション)に成功しても、顧客当たりの収益性は落ちることになる。落ちた分の収益性を広告収入で相殺できるかどうかは、メディアとしての価値が決めるため、広告サポートを選択する会員が多いほど、広告単価を上げることができる。
2021年、YouTubeは広告付きでサブスク料金が安くなる「Lite」プランを導入、2年の試験運用を経て撤退を表明したが、2024年10月、一部の国でテスト運用を再開している。それ以前にも医療系SaaSのPractice Fusion社がサブスク料金が半額になるプランを導入したが、医療品質との利益相反の懸念から現在は削除されている。
サブスクリプションによるファーストパーティデータの活用、パーソナライゼーションの進化、生成AIによるクリエイティブ製作の効率化など広告ビジネスを取り巻く環境は劇的に進化している。広告サポートの成功により、ストリーミング業界の枠を超え、過去の常識ではありえないような市場に広告の新たなマーケットが広がり始めている。
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元データ:PowerPoint、63スライド、A4サイズ