VCの研究-Ⅱ
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投資件数トップ10うち、4割を占めるのがNTI(Nontraditional Investors)で、伝統的VCに対して、“非伝統的”な投資家と言われる。特に今年はTiger(Tiger Global Management)が急速に勢いを増し、ほぼ日替わりで投資チケットを切るスタイルで、わずか半年で伝統的VCを後塵を拝した。Tigerの牽引力もあり、VC投資市場はかつてないハイペースペースで成長し、この10年で10倍の$600Bとなる見込み。しかも最後の1年は$300Bから2倍という超ハイスピードになりつつある。

 

特に新記録ラッシュの2021年Q2は、昨年同期比でユニコーン企業数が6倍、メガラウンド数が200%増加、Exit数が100%増加など、ディールサイズの大型化に伴う動きがレイターほど顕著に出ている。しかし比較対象のマイナス(2020年Q2がパンデミックの影響でExit件数が減少など)は考慮すべき点。新たな動きとして2020年Q2はIPOが増加、Exit件数はM&Aが8~9割だが、Exit金額はIPOが8~9割である。ユニコーン数は年内1,000社に迫る勢いで増加(2021年6月時点で728社)、その内最大の115社に投資しているのがTigerである。

 

伝統的なVCはアーリーの割合が40~50%に対して、レイター重視のTigerは8%と高くない。Tigerは高回転投資するが、A16zも同様に投資をハイペース化し、アーリーの大型化、メガラウンドの増加、ユニコーンの短期化がみられる。A16zは買収する側を育てることでM&AのExitを増加させるが、Tigerは新規投資が多く長期視点で育てるようなストーリ性のある投資ではない。伝統的VCは、LP投資家の長期コミットが必要な時間のかかるIPOより、M&Aを重視するが、TigerはIPOを重視し、プレIPO投資や高回転投資などで、短期間で投資家にリターンを返す戦略である。

 

A16zとTigerを比較することで、伝統的VCとNTIの強みと弱みを分析、VCの最先端ビジネスモデルの姿に迫る。

 

レポート形式:PDF (7.167MB)

元データ:PowerPoint、86スライド、A4サイズ