Startup 2023
Startup 2023
Startup 2023
  • 画像をギャラリービューアに読み込む, Startup 2023
  • 画像をギャラリービューアに読み込む, Startup 2023
  • 画像をギャラリービューアに読み込む, Startup 2023

Startup 2023

通常価格
¥550,000
販売価格
¥550,000
通常価格
売り切れ
単価
あたり 

2022年以降、VC投資は減速が続いているが、2023年Q1は生成AIブームで盛り返した分、Q2は減速しているように見えるが、Q1の大型ディール2社がなければ、実はQ1は増加に転じている。投資金額、件数ともにコロナ前の2020年Q2の水準に戻っており、ちょうど3年前の状況が復活している。

ステージ別に分割すると、短期回収で大型ディールになるレイターステージの減速が全体として大きく響いたことが減速の要因である。伝統的VCの強味である長期目線のアーリーステージは、2023年Q2とQ1の水準がほぼ同じため、投資が減速しているわけではなく、あまり経済情勢に左右されることなく、ファイナンスが行われている。

2023年Q1はOpenAIが大型ディールをクローズするなど、生成AIが注目を集めたが、Q2は若干の変化があり、生成AIが下火になったというより、応用領域に対する投資が拡大している。あらゆる産業で生成AIの導入が検討、推進される中、そうした企業をターゲットにした業界特化型の生成AIプラットフォームに名乗りを上げるスタートアップも出現している。

コロナ禍はビジネスモデル系のイノベーション(ダークストア、D2Cなど)を掲げるスタートアップが投資を集めたが、現在投資を集めているのはテクノロジー系(AIやロボティクスなど)のスタートアップが多くなっている。参入障壁が低いビジネスモデル系はローンチのスピード感と業界シェアの獲得が成功要因だが、テクノロジー系は独自技術や特許など、他社が容易に模倣できない強味を持っている。

小さくなった財布(VC資金)は、技術にコアコンピタンスがあるスタートアップに対して開かれている。

 

レポート形式:PDF (5.9MB)

元データ:PowerPoint、61スライド、A4サイズ