モノからコトのビジネスが成長を続けている。その代表格がシェアリングエコノミーで、B2C領域ではすっかり市民権を得て、消費者の生活に溶け込むほど、ビジネスモデルは定着している。
それとは対照的にB2B領域では、あまり浸透していない。その理由は明確で、リースやレンタルからスイッチングする必要性が薄く、そもそも”共有”は差別化を志向する企業の戦略とは相容れないためである。
B2B領域において、持たざる経営にフィットするビジネスモデルは「Outcome-based Economy」であり、製造業が生き残りをかけて志向するサービタイゼーションがそのトレンドを加速させつつある。
近年、「〇〇エコノミー」が増殖中だが、全くの”別物”ではなく、互いに一つのビジネスモデルを補強しあう関係にある。例えば、タイヤメーカー大手3社がごぞって提供する「Tire as a Service」は、課金方法の視点では「Outcome-based Economy」、所有権の視点では「シェアリングエコノミー」、原料のリサイクルの視点では「サーキュラーエコノミー」であり、タイヤにIoTを搭載し、走行データを取得すればDX(デジタルトランスフォーメーション)となる。
モノが売れない時代に、モノとサービスの総合力で収益化を図る先進事例を多数紹介する。
レポート形式:PDF (4.585MB)
元データ:PowerPoint、76スライド、A4サイズ