2021年のVC投資で非常に多くの資金を調達したスタートアップの1つにFBAアグリゲーター(Thrasio、Perch、Unybrandsなど)があり、アーリーステージにも関わらず$100Mを超えるケースも珍しくない。
パンデミックの爪痕に続き、国際政治情勢の変化がサプライチェーンの崩壊に繋がる中、AmazonのFCは消費者の近くで分散ストックを実現、欠品や配送遅延を最小限に抑えている。
Amazonは従来の1P(小売業)からAmazon 3P(サードパーティのセラー)にシフト、FBA (Fulfillment by Amazon)は80%が利用するまでに成長、その結果、従来の卸売から小売に変貌するセラーが増加。
コトの検索はGoogle、モノの検索はAmazonが定着したことで、Amazonの商品検索結果はGoogleのような広告が上位を占め、Amazonのスポンサー広告のCPCは$1.33に高騰(1年で43%増)。
Amazonの広告収入と純利益は同水準で増加(2021年Q2は両者ともに$8B弱)、つまりほぼコストの掛からない広告収入がなければAmazonには利益がないことになる。
FBAアグリゲーターのファイナンスはスタートアップの中でも特殊で、アーリーステージ成長が期待できるためVCがエクイティ投資、既に収益化しているためPEもデットで投資できる。
Exitの機会は2回、ECブランドの投資はFBAアグリゲーターのM&Aで回収、FBAアグリゲーターの投資はIPOにより回収できる。
FBAアグリゲーターは投資家による潤沢な資金でAmazonのスポンサー広告の予算を拡大できるため、ECブランドはM&Aで成長トレンドに乗ることができる。
Amazonにとって悪質セラーの淘汰は悲願であり、M&A時のデューデリジェンスは高度な浄化作用がある。
レポート形式:PDF (5.986MB)
元データ:PowerPoint、76スライド、A4サイズ