ファクターXの正体

これまで高齢化社会の日本だけ致命率が低い理由が判然としなかった。ところが、各国の致命率と肥満率をグラフにしてみると興味深い傾向が浮かびあがる。肥満率の低い国とそうでない国で、明らかに致命率が異なるのだ。もし日本におけるファクターXの正体が「肥満率の低さ」とすると、近いうちに現在の常識を見直すことになるかもしれない。

  1. これまで感染を恐れてステイホームしてきたが、それは返って自粛太りに繋がり、重症化リスクを高めるため、逆効果かもしれない。
  2. 肥満率の低い日本人は高リスクではなく、実際に重症化率も致命率も低いことから、指定感染症の継続はマイナスの影響が懸念される。
  3. 低リスクの病気に対してPCR検査を拡大することの意味は薄れ、むしろ医療機関の圧迫というマイナス面だけが残ることになる。
  4. 医療機関は医療崩壊と赤字経営のアンバランスから解放され、本来助けるべき患者と向き合うことができるようになる。
  5. 先進国は一様に肥満率が高く、日本の肥満率の低さは経済を動かす上でのアドバンテージになりうる。
  6. 今後現役世代が減る一方の日本において、GDPで世界の優位に立つ最後のチャンスなのかもしれない。

※一般社団法人 日本肥満症予防協会も「肥満者は感染予防が必要」としています。あくまでも、その他の要因(その国で変異したウィルス株の毒性や医療体制、衛生環境など)がある中の1つです。グラフは各国のデータソースから筆者が作成したオリジナルです(2020年8月末データ)。医療の専門家ではないため、この情報から生じる影響に対して一切の責任を負いません。

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