”串だんご”の電力網

西洋を代表するワンハンドのファストフードといえばサンドイッチだが、日本にも”串だんご”という食文化がある。一つひとつのだんごは小さくても、複数のだんごを細い竹串で繋げることである程度の満足感を得ることができる。同様のことが日本の電力網にも言える。日本には列島を縦断するように9エリアの電力会社があり、各エリアごとに電力の自給自足が行われている。都市部を多く抱える関東や大阪エリアは需要が供給を上回ることが多く、反対に北海道や九州などは再エネ適地であることから電力が余ることが多い。こうした電力の不均衡を解消するためにエリア間で電力の融通が行われるが、エリアを結ぶ連結線の容量が少ないため、十分な送電ができない。こうしたボトルネックの根本原因を作り出しているのが”串だんご”の電力網であるが、それは連系線の容量不足と言い換えることができる。この問題に対して物理的に連系線を太くする方法が有効だが、それには数年単位の期間と膨大な投資を要する。そこで近年、デジタル的に空き容量を活用する技術が期待されている。

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