2026年のVC投資はレイトステージではAIのモデル開発を加速させ、アーリーステージではフィジカルAIの実証実験にも拡大しはじめている。また全投資ステージに渡って半導体開発やエネルギー分野など周辺産業にもAIは新たな投資機会の創出に貢献している。
投資全体のAIトレンドでは、AnthropicとOpenAIがVC市場を牽引したことで、上半期の総投資額は5,100億ドルに達した。投資バブル期の3,000億ドルを大幅に上回るほどのスーパーバブルを形成、これにより、全投資分野に占めるAI分野の投資額割合は2023年の20%から2026年は70~80%まで急激に拡大している。
2025年まではスタートアップ投資の主役はVCであったが、今年は初めてプライベートクレジットがVCの投資額を上回るほど、存在感を高めている。特にAIインフラに対する信用取引の増大によって、2026年Q1の20%からQ2は64%までシェアを一気に拡大、エクイティファイナンスからデッドファイナンスの転換が起こっている。
投資件数ではアーリーステージが全体の46.4%で注目を集め、投資額ではレイトステージが全体の70%前後を占める一方、ミドルステージは件数、金額ともに落ち込む現象が起きている。ミドルで詰まることでスタートアップは将来の成長ポテンシャルを摘み取られていることになりかねない。
自社開発ではなく、M&Aを積極的に行うことで短期間でバリュエーションを高めるレバレッジ戦略を採用するスタートアップが増えている。つまりスタートアップのExitオプションとして、従来IPOとM&Aに加え、スタートアップよるスタートアップの買収というシナリオがメジャーになっている。
レポート形式:PDF (6.8MB)
元データ:PowerPoint、100スライド、A4サイズ



