時代はデジタルからフィジカルへ
2026年4~8月期間のシードラウンドは、資金調達額トップ10中5社を「フィジカルAI」のスタートアップが占めた。現在のAIはけして”デジタル”止まりではなく、数年後には現実世界において”フィジカル”(物理的に)影響力を行使できるようになる可能性が高い。身近なところでは自動運転車両もフィジカルAIの分野で、ヒューマノイド型ロボットだけに限定されず、工業用ロボットアームなども含めると、応用範囲はかなり広い。この市場機会に対してAnthropicはMCP(Model Context Protocol)の成功例をMHS(Model Hardware Standard)に置き換え、フィジカルAIにも参入を図る。物理的なロボットやマシンを作るのではなく、その頭脳となるAIを開発、オープン化することでスマートフォンのAndroid OSのようなポジションの確立を目指す。その資金の根拠となるのが年内に予定されるIPOで、そこで集めた膨大な資金がフィジカルAIに投資されることで開発は一気に加速するとみられる。